新卒社員に伝えたい「就活に失敗はない」という話
2019/06/22
目次
就活に失敗はない
新入社員のみなさん、入社おめでとうございます。今年も「先輩会社員からのアドバイス」をイキり散らしながら書いていきたいと思います。
ところでみなさんは納得がいく就職活動はできたでしょうか?
第一志望に入れた幸運な人もいると思いますが、そうじゃない人もいると思います。第一志望に入れたけど、内定式や入社前の研修で「あれ?なんか思ってたのと違うぞ?」と不安になってしまった人もいるかもしれません。
先輩や同期に苦手な人がいたせいで出社が憂鬱になることもザラにありますし、入社した会社で快適に過ごせるかどうかは運次第。まさに「入ってみないとわからない」というところであります。
会社側も面接と筆記テストだけでは個人の特性を判断できない部分もあるので、どうしてもミスマッチは起きてしまうんですよね。
ミスマッチが起きた場合、新入社員の方は「就活失敗した!!!」と思うかもしれませんが、落ち込まないでください。実は就活に失敗はないのです。
寄り道したからこそ出会える人、身に付くスキルがある
Jリーグ栃木SC マーケティング戦略部長でスナップマート創業者のえとみほ(江藤美帆)さんがこんなことをツイートしていました。
自分は新卒時に就職できなくて仕方なくフリーランスになったんだけど、成り行きで就いた仕事が案外性にあってたり、寄り道したことがあとから仕事に生きてきたりするから人生って面白いなーと思う。就活に「失敗」なんてないのでは🤔
— えとみほ (@etomiho) 2019年3月24日
私が20代後半の社会人として大事な時期にうつ病で家に引きこもっていたのは知る人ぞ知る話なんですが、丸3年くらい仕事らしい仕事をやってなかったにもかかわらず、この時期の経験がいまの人生にすごく生きてるんですよ。…と、考えると「失敗」と定義すべきかどうかも悩ましいんですよね。
— えとみほ (@etomiho) 2018年6月4日
えとみほさんは新卒の時、就活がうまくいかずフリーランスとして働いたり、うつ病で3年ほど引きこもった時期があったけども、それでも「成り行きで就いた仕事が案外性にあってたり、寄り道したことがあとから仕事に生きてきたりするから人生って面白いなーと思う。」と語っています。
これについては私も同じような経験をしているのでわかります。
寄り道したからこそ出会えた人、身に付いたスキルがあったからです。
私の場合、新卒で入った会社は吹けば飛ぶようなスタートアップで、言い方は悪いですが「大手に入れなかった就活敗者」の選択だったんですね。
でも、そういったスタートアップって、社長がめちゃくちゃ有能だったり、「IT業界にいる、めちゃめちゃスゴい人」が副業でお手伝いに来ている場合が多いので、なんだかんだで、社長とその周りの人たちから仕事の極意を学ばせていただく機会は多かったです。
担当した案件、ひとつひとつに新しい発見があり、「もともと興味はなかったけど、意外と向いているかも!」と気づけた仕事もありました。逆に「興味津々だったけど、全然向いてなかった」という仕事もありました。
思うような成果を上げられない自分の不甲斐なさに苛立ったり、嫌な上司に当たってトイレで泣いた日もありましたが……、それはそれで「自分はどこでつまずきやすいのか」を知ることができます。
踏ん張るからこそ見える世界もある
最近では「石の上にも三年なんて嘘!」「嫌なことがあったら、すぐ転職!」とは考える人が多いですが、嫌な仕事に向き合うことで得られるものもたくさんあります。
就活生にアドバイスを行う、yuuuさんのツイート。
明日から第一志望の会社に行こうが、全く希望していなかった会社に行こうが、その選択を正解にできるかどうかは自分次第です。入社後に辛い事や納得できないことがきっとあるでしょう。でも、その会社に入ると決めたのは自分なんだから、まずはその場で踏ん張ってみてください。
— yuuu (@ad_career28) 2019年3月31日
だからこそ、会社員にとって重要なのは「仕事に対するモチベーションに左右されず、給料を貰っている以上全力やり切る姿勢」「一緒に働きたいと思って採用してくれた会社にまずは恩返しをするという気概」だと思っています。考えは古いかもしれませんがね。勿論人を使い潰すクソ企業の場合は別です。
— yuuu (@ad_career28) 2019年3月31日
「しばらく踏ん張る」という選択をしたことで、できない仕事ができるようになったり、社内・社内の信用を勝ち取ることができるケースも多々あります。何がなんでもやり遂げる気持ちで仕事に向き合うと、ある日解決策がパッと見えてくることがあります。
もしも待遇が悪いままだったら……
待遇面については、新入社員の頃の給料が低くても、きちんと人事評価を行う会社であれば、実績や身に付けたスキルによって年収が上がっていきます。
とはいえ、きちんと給与査定されないまま放置されることもあるので、給料アップを望むのであれば上司に交渉してみましょう。給料を上げたければ、直談判するのが一番の近道です。
頑張って成果を出した割に報われなかった場合は転職を考えたほうが良いかもしれません。これといった成果を出してはいないけど、給料を上げたい場合は……本業とは別に副業をされたほうがいいと思います(^^)
途中でドロップアウトしてもわりと人生なんとかなる
転職活動については、現職で働きながら行うのがベストですが、やむを得ない事情で突然会社を辞めたり、働かない期間ができたとしても、わりとなんとかなります。
また、私は双極性障害(躁うつ病)で社会生活をドロップアウトしたことがあるんですが、働かずに家でニコニコ動画や2ちゃんのまとめサイトを見まくった経験も、コンテンツ制作をする上で役に立っているので、「人生経験に無駄なし」というのをとても実感しています。
生きていると、いい時もあれば悪い時もありますが、「どんなルートをたどっても自分は幸せになれる」と信じて突き進んでください。
その時その時に「失敗したな〜」と思ったとしても、後々「これでよかったんだ」と思える日は来ます。
<オススメの記事>
新卒の新入社員だった私へ贈る20の言葉
転職を考えていなくても「キャリトレ」に登録しておいた方がいい理由
オススメの転職エージェント
■20代・第二新卒向けのエージェント
・マイナビジョブ20’s/ウズキャリ
新卒入社1社目の会社が合わなかった方は、第二新卒向けの転職エージェントに登録されることをおすすめします。20代の求人に特化しているので、早く転職活動を終わらせたい若手は登録しておいて損はありません。対応が丁寧な会社はこの2社。
■私が内定をゲットしたエージェント
・ギークリー
Web、IT、ゲーム業界などのクリエイティブ分野に強いエージェント。私の経歴を見た上で、合った求人を都度ピックアップしていただきました。面接の前後はメールや電話で相談させていただき、企業の裏事情や面接のコツについて教えていただきました。年収交渉もしっかりとやってくれます。
■大手企業の求人数が多いエージェント
・パソナキャリア
大手転職エージェントなだけに、求人数もトップクラス。全職種対象です。サポートも手厚く、ちょっとした疑問にも、親身になって丁寧に答えてくれます。拠点は関東、東北、北海道、甲信越、北陸、近畿、中国、四国、沖縄と全国を網羅しています。
■まず最初に登録すべき転職エージェント
・リクルートエージェント
人材業界最大手のリクルートエージェントは全年齢・全職種対象なので、一番最初に登録するエージェントとしては適切です。土曜日の面談可・電話面談可なので平日忙しい方でもすぐに転職活動が開始できます。
■サポートが手厚いエージェント
・マイナビエージェント/マイナビクリエイター
とくにサポートが手厚い転職エージェント。各企業の裏事情についても教えていただけます。不安でいっぱいな面接前や、今後のキャリア相談も親身になって乗ってくださって本当に感謝しています。人材業界特有のギラギラしたキャリアアドバイザーがいないので話しやすいです。
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