こんな会社はヤバい! ブラック企業の特徴と見分け方をプロに聞いてみた【PR】
2024/03/28
目次
ブラック企業に入りたくない人は多い
最近、Twitter経由で何人かの就活生の方からこんな質問を受けました。
「〇〇社に内定をいただいたんですが、ここはブラック企業ですか?」
「ブラック企業を見分けるにはどうしたらいいですか?」
「IT企業はブラック企業が多いと聞きますがどうなんですか?」
「内定をもらった会社の口コミに『ブラック』と書かれていました。辞退したほうがいいのでしょうか?」
近年のメディアの影響なのか、ブラック企業には絶対に入りたくない人が多いということがうかがえます。せっかく苦労して入った会社がブラックだったら嫌ですよね…。
会社は長時間過ごす場所なので、できるだけ労働環境が良い場所で働きたいのはわかります。
ブラック企業の定義
そもそもブラック企業の定義はどのようになっているのでしょうか。
ブラック企業大賞のサイトではこのように書かれていました。
ブラック企業とは・・・・①労働法やその他の法令に抵触し、またはその可能性があるグレーゾーンな条件での労働を、意図的・恣意的に従業員に強いている企業、②パワーハラスメントなどの暴力的強制を常套手段として従業員に強いる体質を持つ企業や法人(学校法人、社会福祉法人、官公庁や公営企業、医療機関なども含む)。
【ブラック企業を見極める指標】
●長時間労働
●セクハラ・パワハラ
●いじめ
●長時間過密労働
●低賃金
●コンプライアンス違反
●育休・産休などの制度の不備
●労組への敵対度
●派遣差別
●派遣依存度
●残業代未払い(求人票でウソ)
※ただし多くのブラック企業が上記の問題を複合的に持っているので、判断する際も総合的に判断する。
出典:ブラック企業大賞とは
ブラック企業が抱える問題はおおまかにいうと「労働内容に関する問題(長時間労働、低賃金等)」と、「人間関係や指導方法による問題(パワハラ、セクハラ等)」の2つに分かれるということがわかりました。
これらの問題が複数絡み合っているケースも多いので一概には定義しにくいのですが、問題となっているブラック企業はこういった項目を満たしている場合が多いです。
長時間労働の会社はブラック企業だと思われることが多い
ブラック会社の特徴の中で、とくに「ここがしんどい!」と思うポイントは何か。Twitterでアンケートを取ってみました。
給料が安い…30%
人間関係の良し悪し(パワハラ・いじめ含む)…16%
キツイ汚い危険(3Kの肉体労働)…11%
(合計:1,757票)
43%が長時間労働。残業が多い会社をブラック企業認定する人が多いということがわかりました。その次に多かったのは給料の安さ。お金は大事ですよね。人間関係の良し悪しを重要視する人は16%。これは意外と少ないと感じました。
私も新卒時代は40時間ぐらいぶっ通しで仕事したことがありましたが、もうあれは経験したくないですね…(白目)
仕事でプライベートの時間が奪われすぎると、仕事以外でインプットをする余裕すらなくなります。
ブラック企業の特徴と見分け方を色んな人に聞いてみた
ブラック企業の定義は、主に、労働環境・雇用条件・いじめ、パワハラの有無に集約されることがわかりましたが、それらの条件に当てはまった「ヤバいブラック会社」はどのように見分ければいいのでしょうか。
結局のところ入社してみないとわからないのですが、できれば事前に回避したいですよね。
というわけで今回は、「ブラック会社の特徴と見分け方」についてTwitterのフォロワーさんに聞いてみました。
大企業の方や転職経験のある社会人に加え、人事さん、転職エージェントの方、カウンセラーさん等、プロの方にもお話を聞いてみたのでわりと信ぴょう性が高い情報なんじゃないかと思います。
ずんずんさん
Twitter:@zunzun428
blog:http://zunzun428blog.hatenablog.com/
外資系OL→現在は著述家&キャリア・人間関係コーチ
面接回数が少なく、採用まで1か月かからない会社は大体ブラックですね!
えさきまりなさん
Twitter:@MarinaEsaki
type転職エージェントキャリアアドバイザー
ブラック企業の定義が「忙しい」など、多忙を極める仕事の場合は、(求人に書かれた文言が)「笑顔あふれる職場です」「ありがとうと言われる仕事」あたりが鉄板です。
ガチの法律ルール違反級のブラックの場合は見極めが難しいのですが、1年間常に求人でていて大量募集していたり、どんなに経歴が荒れていてもスカウトメールが直接しつこく届くとかですかね、、
これはブラックの定義が難しいので、参考までにしていただけると有難いです😇
わたさん
Twitter:@dwata0118
blog:https://www.wata0118.com/
人材系ベンチャー企業で働く営業マン。1社目をわずか半年で退職、20代で2回転職を経験。キャリア系ブログ「アメとムチのキャリアスクール」を運営
ブラック企業の特徴ですが、
・受付やトイレなど会社の設備が汚い(物を大切に扱わない場合、人も大切にされてない可能性が高い)
・遅い時間まで明かりがついてる(深夜近くまでとか)
・口コミに悪いことばかり書かれている
・会社の顔である採用担当がイケてない
・従業員全体に覇気がない
これらはあくまでも可能性であって、絶対ではないので、その辺ご理解いただければと!
人事は複数いるので1人だけ見て決めるのは微妙ですが、他社の悪口言うとか、目にクマできてる人が現れるとかはヤバいかも…笑
口コミサイトは、辞める人がネガティブな印象持ってるのは当たり前なので、鵜呑みにするのは良くないけど、ネガティブな意見が目立つ企業はちょっと注意かなと思いますね。
西野芙美さん
Twitter:@nishino_fumi
株式会社TENGA広報チームマネージャー
・泊まりの研修がある
・「他責はよくない」といった言葉を頻繁に使う(本来自分の責任じゃないことも自分で解決が求められる)
・生真面目で育ちのいい社員が多い(洗脳しやすく、稼ぎを気にしない人が多いのでやりがい搾取しやすい)
よく面接官に仕事のやりがい聞いて、言葉尻から判断してました…
ちなみに大学同期の中でメガバンク行った人が1番老け方エグいです…
圧倒的成長、社会貢献、生き方を考え直させてくれた会社、などなどキナ臭い言葉が面接官から出てきたら要注意な印象です。
鈴木利弘さん
Twitter:@tossy_Careeeer
読売新聞で巨人戦などのイベント企画→リクルートで提案営業→ベンチャーで営業部長→上海で新規事業立ち上げ→現在キャリアプランナー
転職活動で、大した準備をしなくても、簡単に受かる会社。
離職者が多くて、常に人を募集しているし、辞められることに何も感じていないくて、また採用すればいいと思っている。
→転職したい人が、大した準備もせずに内定を取れたからと喜んで入社すると、上手くいかない無限ループに!
たかこさん
Twitter:@tacayuki_jp
Cheese Burger Berg代表取締役社長
・給料の高さで釣る(最低賃金での記載ではない)
・管理職がおじさんではなくおじいさん
・ITに疎い
・社長が精神論の本を書いている
・社員の離婚率の高さ
Twitter:@Marunouchiko
バックオフィスである人事・経理がバカばっかの会社(直球)
またそのポジションのトップがアホ、未来のトップ候補の中堅がいい年なのに次々辞めていく会社
ブラックです。派遣さんからも情報集めました(笑)
第二新卒向け転職エージェント・ウズキャリWebマーケター
元ネタ共有した方が伝わりやすいと思ったので記事や動画など共有します!!
▼ブラック企業体験者が語る、入社前にわかる6つの危険な兆候
https://bizspa.jp/post-109993/
▼ブラック企業の特徴を教えて!
https://daini2.co.jp/dainishinsotsu-tensyoku/article-2749-author-uzuz29/
ブラック企業の特徴まとめ
たくさんのご意見をいただきましたが、まとめるとこんな感じです。
・ITに疎い
・家族経営
・営業代行
・泊りの研修がある
・管理職がおじいちゃん
・従業員全体に覇気がない
・社員の離婚率のが高すぎる
・若手の上が40代しかいない
・口コミサイトでの評判が悪い
・遅い時間まで明かりがついてる
・社長が精神論の本を書いている
・生真面目で育ちのいい社員が多い
・受付やトイレなど会社の設備が汚い
・面接回数が少なく、即採用される会社
・SNSで発信してる社員がほぼいない会社
・たいした準備をしなくても、簡単に受かる
・人事担当のコミュニケーションスキルが低い
・「他責はよくない」といった言葉を頻繁に使う
・求人に「笑顔があふれる職場」と書かれている
・給料の高さで釣る(最低賃金での記載ではない)
・年中求人が出ていて、常に大量募集をかけている
・圧倒的成長、社会貢献等、意識の高い言葉が出てくる
・人事・経理等、バックオフィスのトップが次々と辞めていく
・どんなに経歴が荒れていても、スカウトメールがしつこく届く
たしかにやばみを感じる項目ばかりですね(笑)
ブラック企業を避ける方法
ブラック企業を避ける方法については、第二新卒向け転職エージェント・ウズキャリを運営するUZUZ(ウズウズ)の代表取締役社長・岡本啓毅さんがYouTubeで話していた内容がわかりやすかったのでよかったら見てみてください。
▼【脱ブラック宣言】ブラック企業の特徴まとめ【ブラックエピソードを徹底紹介!】
信用できる方法は働いている(いた)人に直接聞く
・一番信用できる方法は、中の人に直接話を聞くこと
・知り合いがいなければ、TwitterやFBで社員を見つけてDMで聞いてみる
・今働いている人や過去に働いていた人に直接話を聞きにいくことによって、ギャップを減らすことができる
・できれば1名ではなく複数名の話を聞くと精度が上がる
夜遅くに会社を見に行く
・23:00にその会社を見に行ってみて、明かりがついていたら働いている人がいる
・時間に余裕がある方は、この方法でMAX何時くらいまで残業をするのかをチェックしてみる
面接で案内してくれる社員の顔を死んでいたら要注意
・面接で会社に訪問するだけでいろんな情報が得られる
・受付電話の対応が雑だったり、案内してくれる人の表情が暗かったりする場合は黄色信号
・面接官にクマがあったり、元気がなかったり、と違和感を感じたら、危険な会社かもしれない
圧迫面接をしてきたらパワハラ横行の可能性あり
・圧迫面接をする会社はパワハラ横行の可能性があって危険
・戦時中ならまだしも、現代でストレス耐性を見るのは意味がない
・本当にストレス耐性を見たかったら、過去のエピソードを聞けば済むはず
社是や理念の唱和がある会社は離職率が高い傾向あり
・理念や社是の唱和がある会社は離職率が高い傾向がある
・理念を大声で毎日言わされると、さらに離職率が上がる傾向が強い
・強制的に理念を押し付けられると「洗脳みたいで嫌だ」となって退職につながることが多い
労働条件通知書がもらえない会社は危険
・労働条件通知書という雇用条件が書かれた紙がもらえない会社は危険。労働基準法で発行が義務付けられています
退職した社員の悪口を言う
・退職した社員の悪口を言う会社は離職率が高い傾向が強いので要注意
給料を現金で渡す会社はヤバい
・特殊な事情や業界の慣習として現金で支払う場合もありますが、現金払いの会社の離職率は高い傾向があります
【現金払いの会社のエピソード】
給与研修というものがあり、毎月手渡しで給料を渡され、その金額の価値を出したか問われ、ゲキ詰めされる。そして終電を逃し最初に給料を使うのはホテル代かタクシー代になる。そういった研修が、毎回給料日に行われている。
(やばい…やばすぎる…)
口コミサイトは鵜吞みにしない方がいい?
UZUZの岡本さんによると、転職・就職の口コミサイトに書かれてあったことを鵜吞みにするのは危険とのこと。
口コミサイトはわりと操作されやすく、中の人が複数アカウントを作ってポジティブな投稿を複数行い、実際のネガティブな情報を隠すこともあるそう。正しい情報が書いてある会社も多いのですが、求職者をだまして採用する会社もあるとのこと。
企業の口コミサイトは「Openwork」が参考になるらしい
口コミサイトはOpenwork(旧:Vorkers)が参考になる!とのご意見をいただきました。
Openwork見たら大体わかりますね。
あとは家族経営とか営業会社(代理販売)やってるとこですかね。一部上場会社は凄まじく厳しくなってきているので本当の意味でのブラックは大分少ないと思います。
— もぐら@ (@bell00015) June 16, 2019
うーん、でもちょっと評価高すぎじゃない?という会社も…(笑)
口コミサイトの嘘を見抜く方法
口コミサイトの嘘を見抜くためのオススメの方法は、複数の口コミサイトを見て、評価が一致しているかを確認すること。
しかし、巧みな会社は全てのサイトを操作するので、あくまでもネットの情報は参考程度にした方が良いですね。
世の中良い会社はたくさんある!
以上がブラック会社の特徴、見分け方、避ける方法でした。
とはいえ、何がブラックかというのも主観によります。リクルートのように、2~3年で離職するのが当たり前の会社もありますし、サビ残したい気分のときにするサビ残はそこまでしんどくなかったりしますしね。
もしも内定を貰った会社がブラックじゃないか不安なときは、中の人数名に話を聞きにいくのが一番いいです。
コーチングのずんずんさんは「内定をもらったあとにカジュアル面談を打診してみよう」とツイートしていました。
転職活動で企業がブラックかどうか知りたかったら、内定もらった後に現場で一緒に働く人とカジュアル面談させてくださいってお願いするのがいいと思うよ。
どんなに会社がよくても上司がよさそうでも一緒に働く人が、疲弊してて相性悪かったら働いてても楽しくないじゃん?— ずんずんのずんずんいこう(╹◡╹) (@zunzun428) 2019年5月20日
色々な情報を得ながら、自分に合った会社が見つかるといいですね。
実際のところ、世の中良い会社はたくさんあるので、万が一ブラック会社に当たってしまった場合も「嫌になったら辞めてやる!」のマインドでいけばいいと思います。
オススメの転職エージェント
■20代・第二新卒向けのエージェント
・マイナビジョブ20’s/ウズキャリ
新卒入社1社目の会社が合わなかった方は、第二新卒向けの転職エージェントに登録されることをおすすめします。20代の求人に特化しているので、早く転職活動を終わらせたい若手は登録しておいて損はありません。対応が丁寧な会社はこの2社。
■私が内定をゲットしたエージェント
・ギークリー
Web、IT、ゲーム業界などのクリエイティブ分野に強いエージェント。私の経歴を見た上で、合った求人を都度ピックアップしていただきました。面接の前後はメールや電話で相談させていただき、企業の裏事情や面接のコツについて教えていただきました。年収交渉もしっかりとやってくれます。
■大手企業の求人数が多いエージェント
・パソナキャリア
大手転職エージェントなだけに、求人数もトップクラス。全職種対象です。サポートも手厚く、ちょっとした疑問にも、親身になって丁寧に答えてくれます。拠点は関東、東北、北海道、甲信越、北陸、近畿、中国、四国、沖縄と全国を網羅しています。
■まず最初に登録すべき転職エージェント
・リクルートエージェント
人材業界最大手のリクルートエージェントは全年齢・全職種対象なので、一番最初に登録するエージェントとしては適切です。土曜日の面談可・電話面談可なので平日忙しい方でもすぐに転職活動が開始できます。
■サポートが手厚いエージェント
・マイナビエージェント/マイナビクリエイター
とくにサポートが手厚い転職エージェント。各企業の裏事情についても教えていただけます。不安でいっぱいな面接前や、今後のキャリア相談も親身になって乗ってくださって本当に感謝しています。人材業界特有のギラギラしたキャリアアドバイザーがいないので話しやすいです。
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