「憧れの会社に入りたい」という理由で転職していいの?→実際行動してみた結果…
2019/06/09
目次
私が転職しようと思った理由
転職ネタをツイートするようになってから、色んな就活生や転職希望者から就職に関するお悩み相談やご質問をいただく機会が増えました。
とくによく聞かれるのが「なぜ転職しようと思ったのですか?」というもの。理由はいろいろありますが、本音の部分は「憧れの企業で働きたい❤️」みたいな不純な動機です。
というわけで今日は、私の「そうだ、転職しよう」と思った理由と、転職活動中に気付いたことについて話したいと思います。
表の転職理由・裏の転職理由
面接担当からも必ず聞かれる転職の動機。私はこんな風に答えていました。
【表の理由】
・新しいことがやりたくなった
・今までのスキルも生かしたい
・今いる会社ではできないことをやりたくなった
本当にそう思っていたことではあったのですが、面接担当には言わない裏の事情もいろいろありました。
【裏の理由】
・ベンチャーで全力出すのが体力的にキツくなってきた
・年齢的に転職価値があるうちに転職したかった
・上場企業の好業績が相次いでいたので、おこぼれにあやかりたかった
・空前の求職者売り手市場で、今ならイージーモードで転職できると思った
・結婚を考慮に入れたライフスタイルに移行したかった
・上場企業に入ってみたかった
・綺麗なオフィスでキラキラ働いてみたかった
・福利厚生のいい会社で健康的に働きたかった
・家賃払いたくない!家賃補助がほしい!
・家から近い会社で働きたかった
・年収アップしたい!とにかく金がほしい!
・社食が無料、もしくは激安な会社で働きたかった
・フリースペースで仮眠していい会社で働きたい
・モテてチヤホヤされそうな会社に入りたい
どうでしょう。欲望まみれな内容ですね〜〜!
ハイスペ様と付き合いたい〜!って言ってるゆるふわJDや、モテたいから商社に入るフットボール部の男ととあまりかわりません。
要するに、「お金ほしいから、とりあえず景気が良くてビジネスモデルがしっかりした大きな会社入りたい」ということです。やっぱ金、大事。
職場の人間関係が悪いとか、仕事が嫌だったとかそういうのはなかったんですよ。上司にもかわいがっていただいていたので、上司がクソ!とかいうのもなかったですね。
なので、「転職しない」という選択肢も考慮に入れていました。
とにかく一部上場企業にこだわっていた
私が転職活動をしていた2017年は空前株価右肩上がり。
「好決算の上場企業に便乗してやるぜ〜〜〜!」と意気込み、一部上場企業ばかり受けていました。たまにマザーズもありましたけど「なんだマザーズかぁ」という気持ちで受けに行ってました(失礼極まりない)。
いろいろな会社のIRページの決算資料やニュースリリースも読みました。
一部上場企業に書類選考が通ったときは「勝ったどーーー!」という気持ちになっていました。
大手企業に挑んで気づいたこと
しかし、一部上場企業や老舗の大手企業に挑んでいる最中に気づいたことも色々ありました。
・上場した意味があるのか不明な会社が多い
・親会社の言いなり子会社に限って役員が偉そう
・収益が安定しすぎた会社はぬるま湯オーラがすごい
・ホワイト企業をうたっているのに、ろくに寝てなさそうな男性がいる
・内勤の男性が汚らしい
・超綺麗なオフィスに時給1000円のバイトを大量に囲ってこき使っている
・面接に必ず、ここにいる意味があるのかわからない全然喋らない奴がついてくる
・いつ訴えられてもおかしくないパクリ事業ばかりしている
・「社内政治がうまくないと出世できない」と言われた
・意味があるのかよくわからない株主向けニュースリリースを出している
あれ……、こいつらたいしたことなくね?
なんていうか、そこまで凄みを感じる人もいなかったし、普通か偉そうかどっちか……。前に記事化した「地雷面接官」もだいたい一部上場とかの大手にいました。
<関連記事>
こんな会社いやだ!転職活動で遭遇した地雷面接官
きっと大手企業の人たち優秀で人格も素晴らしい人が多いにちがいない!というイメージや憧れはさーっとなくなりました。
仕事で出会う大手の人は優秀で礼儀正しい方が多かったのですが……。社外の人とやりとりする部署の方と、採用担当するようなバックオフィスの方たちはちょっと違うのかもしれないですね。
それでも、福利厚生の良い会社に入りたかった
大手に対する幻想はぶっ壊れましたが、それでも福利厚生がきっちりしていて、オフィスが綺麗な会社に入りたくて、とにかくそれを目指しました。
だってね、働く環境大事ですよ!通勤時間含めたら1日10時間は拘束されるんですよ!!「絶対、今よりも働く環境をグレードアップするんだ!!」という思いで転職活動をしていました。
それで結局、自分の望む条件にほとんど一致した会社と出会ってめでたくゴールイン(入社)できたわけです。
理想の希望年収には届いていなかったのですが、色々経費で落とせますし、昼食も安く食べれますし、条件揃えば家賃補助もいただけますし、オフィスも綺麗で家からも近いので、たいへん納得のいく転職活動ができたと感じました。
まとめ
言いたいこととしてはこちら。
憧れでも不純な動機でもいいから、自分の欲望を明確にして、まずは行動することが大事。そこから気付きを得ることも多い。百聞は一見にしかず。
「憧れで会社を選んでいいの?」と悩む方も多いと思うのですが、憧れで受けて全然良いです!
もともと良いイメージを持っていた会社の方が受ける時のモチベーションも上がりますし、実際行動してみて、その会社や中の人と触れることで、イメージとギャップがないか、自分とあってるかどうかを確認できます。
「イメージと違う」とか「がっかりした」と思うこともあります。でも、そういう幻想をぶっ壊してく作業も人生においては重要です。
転職に限らず、いろんなことに言えることではありますが、「こうしたい!」と思うことがあったら、まずは行動してみることをおすすめします。
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オススメの転職エージェント
■20代・第二新卒向けのエージェント
・マイナビジョブ20’s/ウズキャリ
新卒入社1社目の会社が合わなかった方は、第二新卒向けの転職エージェントに登録されることをおすすめします。20代の求人に特化しているので、早く転職活動を終わらせたい若手は登録しておいて損はありません。対応が丁寧な会社はこの2社。
■私が内定をゲットしたエージェント
・ギークリー
Web、IT、ゲーム業界などのクリエイティブ分野に強いエージェント。私の経歴を見た上で、合った求人を都度ピックアップしていただきました。面接の前後はメールや電話で相談させていただき、企業の裏事情や面接のコツについて教えていただきました。年収交渉もしっかりとやってくれます。
■大手企業の求人数が多いエージェント
・パソナキャリア
大手転職エージェントなだけに、求人数もトップクラス。全職種対象です。サポートも手厚く、ちょっとした疑問にも、親身になって丁寧に答えてくれます。拠点は関東、東北、北海道、甲信越、北陸、近畿、中国、四国、沖縄と全国を網羅しています。
■まず最初に登録すべき転職エージェント
・リクルートエージェント
人材業界最大手のリクルートエージェントは全年齢・全職種対象なので、一番最初に登録するエージェントとしては適切です。土曜日の面談可・電話面談可なので平日忙しい方でもすぐに転職活動が開始できます。
■サポートが手厚いエージェント
・マイナビエージェント/マイナビクリエイター
とくにサポートが手厚い転職エージェント。各企業の裏事情についても教えていただけます。不安でいっぱいな面接前や、今後のキャリア相談も親身になって乗ってくださって本当に感謝しています。人材業界特有のギラギラしたキャリアアドバイザーがいないので話しやすいです。
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