面接で「転職理由はブラックだったから」と言っていいのか問題
2018/11/18
目次
「転職理由はブラックだからです」と面接で伝えていいのか
退職理由に「ブラックだから」と正直に伝えた方がいい会社に入れたというツイートが話題に。
「退職理由で前の会社がブラックだったから」とは言ってはいけない、と転職エージェントには言われました。3回も転職した経験から言うと「ブラックだったから辞めた」って言った方がまともな会社に入れた。正直に言って敬遠されるような会社には入らない方がいいです。 https://t.co/cbj2g9XWlt
— 加藤 (@world_of_bear) March 16, 2018
面接の時、転職理由に「ブラック企業だったから」といったネガティブワードを出していいのか。実際のところどうなんでしょうか。
ちなみに私が転職活動をしているときは、転職エージェントさんから「ネガティブなワードは嫌われるので絶対言わないでください」と何度も何度も念を押されました。
これについて私自身の見解を語りたいと思います。
個人的には「ブラックだから」と伝えない方がいいと思う
個人的には転職理由に「ブラックだから」と単刀直入に伝えない方が良いと感じています。
理由はこちら。
・面接担当が本音トークを好む人か嫌う人かはすぐに見極めがつかない。
・面接担当が「俺は別にいいけど、あいつはどうかな?」とチーム単位のフィット感を考える。
ネガティブワードに対して「どう捉えるかは面接担当による」「その会社のチーム構成による」というところなので、むやみに本音を出してると事故ります。
なので、マイナス評価になる可能性が少しでもあるワードは出さない方が無難だと考えます。
でも、面接担当とオープンに話ができるムードになったら、本音ベースの話を持ち込んでも良い気もしますよね?
しかし私はこれで失敗したことがあります。和やかな雰囲気の中、昔の失敗談や、会社での不満をペラペラと話して、面接担当も本音ベースの話をしてくれて、良い感じに面接が終われた〜とその時は思ったのです。
しかし、後日、エージェントさんから不採用通知が届きます。
「チームフィットしない人物だと感じたため、不採用とさせていただきます」
「あの時、めっちゃ話盛り上がったやん!なんでや!?」って思いました。和やかに話しながら内心「なんだこいつ?」と思ってたのかもしれません。不合格理由に「チームフィット」とあったので「俺はいいけど、あいつはどうかな?」と思ったのかもしれません。
本当の理由はわかりませんが、正直すぎるのも問題なのだとその時感じたのでした。
ブラックという言葉を使わなくても、ブラックを伝える術はある
「ブラックで」とか「激務すぎて辛い」という言葉を使わなくても、面接担当がお察ししてくれることがあります。
方法としてはこちら。
・短期間でどれだけの結果を出したか提示する
ブラック企業だと、無茶な納期とか、無茶苦茶な目標を設定されたりとか、よくありますよね。その時に出した「良い結果」を職務履歴書に書いたり、面接でアピールするのです。
勘のいい採用担当はお察しして逆に聞いてきます。
「かなりお忙しかったんじゃないですか?」
そう聞かれたときにニコニコしながらこう言えばいいのです。
「そうですね!寝ずに作業してた日もありました^^」
ブラックという言葉を使わずにブラックさを伝えることができ、かつ過酷な環境でも結果を出せる人間だと思われます。
ブラックだった事実は変わらないのに、言い方を変えるだけでポジティブな感じになりますね!伝え方を変えるってすごいですね!
まだ結果を出してないけど、ブラック企業から脱したい場合
先ほどの例は、ブラック企業で数ヶ月〜年単位で居座った場合に使える解答例ですが、まだ雇われて1ヶ月以内とか、「結果出せてないけど、今すぐにでも移動したい」と思う時には使えません。
その時は応募した企業に「どうしても御社でやりたいことがある」「御社の理念や社風の方が今の職場より合っている!」といったことを面接担当に伝えれば良いと思います。
恋愛でも「とにかく現状から逃げたくて、誰でもいいからあなたにすがった」と言われるより、「あなたが魅力的すぎて…」とか「あなたじゃないとダメな理由がある」と言われたほうが嬉しくないですか。
たとえ本音では「逃げたかった」と思っていても、受け取る側としては聞いて嬉しくなる言葉を聞きたいですよね。
伝え方を工夫して、プラスをマイナスに変えろ
結論としては、ネガティブな動機からの転職活動だったとしても「伝え方を工夫して、プラスをマイナスに変えろ」というところになります。
てか、転職の動機なんてだいたいみんな「人間関係がクソ」か「仕事内容がクソ」とかそういう理由だと思います。そこらへんは人事さんも十分わかってると思います。
ただし、採用の決め手としては「なぜこの会社を選んだか」「この人を雇うことで、会社はどんなメリットを得られるか」というところになりますので、志望動機と今後の展望など、前向きな理由をしっかり伝えることに注力しましょう。
(大人の対応ってめんどくさいよね!!)
補足
「会社がブラックすぎて辛い…」という話は転職エージェントさんに伝えても問題ありません。
むしろ、ホワイトな会社の求人を回してもらえるので、現在の状況をきちんと伝えたほうがいいです。
私は「福利厚生がいいとこにしてくれ」とキャリアアドバイザーに頼み込んで、育児休暇が取りやすいとか、女性活躍推進を推してる会社の求人を多く回してもらいました。
どんな働き方をしたいかは人それぞれですし、「暇さえあれば仕事していたい」というブラック万歳の方もいらっしゃるかと思います。
自分がどんな生活を送りたいか、どんな働き方をしたいか、まず理想を描いて、そこから逆算して職を選んでみてください。
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転職を考えていなくても「キャリトレ」に登録しておいた方がいい理由
オススメの転職エージェント
■まず最初に登録すべき転職エージェント
・リクルートエージェント
人材業界最大手のリクルートエージェントは全年齢・全職種対象なので、一番最初に登録するエージェントとしては適切です。土曜日の面談可・電話面談可なので平日忙しい方でもすぐに転職活動が開始できます。
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■サポートが手厚いエージェント
・マイナビエージェント/マイナビクリエイター
とくにサポートが手厚い転職エージェント。各企業の裏事情についても教えていただけます。不安でいっぱいな面接前や、今後のキャリア相談も親身になって乗ってくださって本当に感謝しています。人材業界特有のギラギラしたキャリアアドバイザーがいないので話しやすいです。
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